応用情報技術者試験 合格体験記(1ヶ月+計算やプログラムが苦手でも合格出来る!)
ベンダー試験ばかり受けており、国家資格は今までIパスしか所持していませんでした。
というのも、僕はプログラミングや計算問題が苦手なので、IPA試験には向いていないと思っていました。
ベンダー資格ばかり増えていくのもアレと思い、
今回、基本情報をすっ飛ばして受験したら、奇跡的に合格しておりました。
その時の体験記を書いていきたいと思います。
午前より午後の点数の方が高い!!
使用した参考書
以下2冊をチョイス。
応用情報に必要な知識を網羅的に学習しました。
個人的オススメ度・・・★★★★★
とにかく読みやすい。
苦手な計算問題も、何となくは理解出来ました。
午後問題対策として定番の重点対策。
個人的オススメ度・・・★★★★☆
解説の充実もさることながら、
問題文の読解方法や解答の記述の仕方について、参考になりました。
勉強期間
1ヶ月程度で、1日1~2時間程度は勉強してました。
学習方法
■午前対策
キタミ式を読みつつ、下記過去問道場で午前問題をとにかく解く。
午前問題は過去数年分の問題使い回しが多いです。
最初は全然解らなくても、解説を読みながらスピーディーに5~7年分くらい解いていけば、安定して点が取れるようになってくるはずです。
6割が合格ラインなので、安定して8~9割取れるようになれば充分でしょう。
午前問題を解いて知識を付けることが、午後問題の理解にも繋がります。
僕は計算問題がとにかく苦手(稼働率?2進数?アクセス時間?なにそれ美味しいの?状態)でしたが、最悪計算問題は捨てても何とかなってしまいます。
■午後対策
午前問題の理解が進んだところで、午後対策に着手。
まず1年分解いて、自分の得意科目・苦手科目をチェック。
その結果、以下のような感じになりました。
経営戦略…計算問題多めだったらパス。
プログラミング…無理。パス。
システムアーキテクチャ…計算以外は何とかなる。補欠候補。
ネットワーク…CCNAレベルのスキルでも、解ける問題多し。候補。
データベース…SQLは分かるけどE-R図を読み解くのが若干面倒。補欠候補。
組み込みシステム開発…読解力で何とかなる問題もあり。補欠候補。
情報システム開発…苦手分野。パス。
プロジェクトマネジメント…文系問題。候補。
サービスマネジメント…文系問題。候補。
システム監査…文系問題。候補。
文系問題+ネットワークを主軸に、補欠候補を含めて重点対策で学習。
必須科目である情報セキュリティは、少し多めに勉強しました。
同じく5年分くらい解いてました。
過去問道場って、午前だけではなく午後問題も解けるんですよね。便利。
しかし、記述式問題の採点基準や配点具合が良く解らず、
解いてもモヤモヤが募る日々でした。
また、全てWeb上で過去問を解いていた事が、本番で若干仇に…。
本番当日
■午前
楽勝!かと思いきや、いまいち手応えを感じず。
ディープラーニングや仮想通貨みたいな新規問題も出てましたね。
■午後
問題に取り掛かる前に全体を眺めてみると、まあ難しそうな問題が沢山。
ネットワークの出題範囲が、記憶が曖昧な範囲だったので、
補欠候補から「システムアーキテクト」を選択。
問題の難度に若干テンパっていたせいもあるのですが、筆記試験特有の
「漢字が分からない!!!手が疲れる!!!」という事態に陥りました。
恥ずかしながら「冗長構成」という難しくもない漢字がなかなか思い出せず、
非常に焦ってしまいました。
書くことの重要性。仕事でも筆記がかなり減ってるもんな…。
更に、解くのに精一杯で、解答を問題用紙に写している時間が足りず、タイムアップ。
午後は自己採点が不可能な状態…。
自己採点
午前…63.75点。ギリギリ過ぎるが通ってた。
午後…採点不可能ですが、解答予想サイトを見ると、
どうも半分以上出来てる気がしない。これは厳しいな…。
と、落ち込んでしまいました。
合格発表
IPAのサイトで、半ば諦めながら確認。
「合格」の文字を見たときは、「なんで!?」と思わず声が出ました。
絶対午後で落ちてると思ったのに75点…どういう採点基準なんだ…。
的外れでは無い解答なら、正解扱いされたり部分点を貰えたりするのでしょうか。
IPAの基準が非常に気になりますね。
とにかく、合格出来て嬉しい!!
アドバイス
■午前
・過去問をとにかくやり込む。問題見たら解答がパッと浮かぶレベルまで。
■午後
・自分が解ける分野を6~7個くらい持っておくと安心。
・一度は本番同様、筆記形式で過去問を解いたほうが良い。
・午後の正答率の高さから見るに、重点対策で得た解法プロセスが意外と役に立ったのかもしれない。問題文からそのまま抜き出したり、ちょっとアレンジして記述したり。
受験の感想
今回、自分の不慣れな分野含め広い範囲を勉強したので、視野がかなり広がったように感じます。
資格云々はさておいても、学習していく中で、ベースとなる知識が着実に付きますね。