OSS-DB Silver 合格体験記
外がサウナ状態なので、クーラーとともに生きていきます。
さて、OSS-DB Silver [OSDBS-01]の合格体験記となります。
データベースについては殆ど無知識だったので、理解を深める為に学習・受験しました。
使用した参考書
個人的オススメ度・・・★★★★☆
この本で基礎から学習しました。
PostgresSQLのコマンドや設定ファイル等も事細かに載っているので、初学者には充分使えます。
ただし、出版が2011年という事もあり、コマンドや仕様が多少古い・載っていない(pg_ctlのオプションの挙動が異なる・pg_basebackupが無い等)がある為、最新の試験範囲をLPI公式でよく確認しましょう。
最新版が出ました!
OSS-DB Exam Silver出題範囲|DBスペシャリストを認定する資格 OSS-DB技術者認定試験
また、LPIが無料開催しているセミナー資料も、参考になります。
他にも以下のページが参考になりました。
日本PostgreSQLユーザ会 | 日本PostgreSQLユーザ会
使用した問題集
以下の通り、Webのみで実施しました。
www.oss-db.jp個人的オススメ度・・・★★★★★
LPIの公式サンプル問題は量・質ともにオススメです。
特にSQL。
jibun.atmarkit.co.jp個人的オススメ度・・・★★★★☆
LPI公式だけでは心配な方に。99問もあります。
自分の時は存在していませんでしが、最近ではPing-tでも問題集が作成されたみたいですね。
最新バージョン準拠の認定教材は今のところ、Ping-tだけだと思います。
CCNA/CCNP/LinuC(LPIC)/HTML5/OSS-DB/オラクルマスター/ITパスポート/ITILファンデーション総合学習サイト
実機学習
コンフィグファイル(postgresql.conf・pg_hba.conf)の設定や、
運用管理系コマンド・SQLの確認に。
例の如くVirtualBox+CentOSにPostgreSQL10.4をインストール。
※ちょっと失敗したのが、試験で問われるバージョンは9.4らしいです。
やはりコマンドを打つと覚えが早いですね。学習環境の構築は面倒だけど大事。
実際にデータベースクラスタ・データベース・ユーザ・テーブルを作って遊んでみましょう。
勉強期間
2週間程度です。
学習方法
参考書を一度通読し、コマンド類は実機で挙動を確認。
その後、ITトレメ→LPI公式の順で問題集を2周ほど解く。
問題集の時も、問題文のコマンドを実機で流したりしてました。
セミナー資料は、過去5回分くらいを流し読みして、試験のレベル感をチェック。
本番当日
以下の点数でした。
スコア…84点(合格ラインが64点)
一般知識…100%
運用管理…84%
開発/SQL…75%
■一般知識
緑本の序盤や、日本PostgreSQLユーザ会・Wikiが役立ちました。
一番簡単なセクションなので、落とさないように。
■運用管理
コンフィグファイルや運用管理系コマンド、vacuum・analyze、バックアップ・リストアの種類/手順は実務でも重要なところですね。
各種コマンドの挙動は実機で確かめておきたいところ。色々なオプションで流してみましょう。
■開発/SQL
一番苦労しました。
SQLはLPIサンプル問題に雰囲気近い問題が出た気がします。
データ型・関数・トランザクション・ロックモードも結構細かく聞かれるので、SQL初心者は要注意です。
試験の感想
公式によると、合格率は「約70%」程度だそうです。
レベル的に困難という訳ではないけれど、実機で学習しないと厳しい試験ですね。
業務で殆ど扱っていなかったデータベースについて、知識がある程度増えたので、良い受験となりました。
次はOSS-DB Goldに続きます。